花街ノスタルジア

新宿の遊里跡にて四半世紀場末の呑み屋を開いていたこともあり、全国津々浦々の花街、遊里跡巡りに填っています。負のイメージからか文化財として残されることもなく、取り壊されて、消えゆく遊里の建物に惹かれます。

三重県・伊賀上野

三重県の遊里跡、伊賀上野を探索してきました。
全国遊廓案内によると、貸座敷は四軒、娼妓は約二十人居り陰店制である。と記載されている。
交通の便としては、関西線四日市、或いは参宮線津市駅で伊勢電気鉄道に乗換へ、伊賀上野駅で下車するとあるが、この伊賀上野駅が何処なのか悩む。関西本線の伊賀上野駅周辺には何もなく、訪れた上野市駅は伊賀電気鉄道に乗り4キロほどの距離です。

↓駅前は整備され綺麗になったそうですが、昭和の名残残「新天地商店街」があります。

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↓かつては映画館もあったのでしょうか?「上野映劇」の文字が残ります。

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↓南北を貫く銀座通りの東西は碁盤の目になっており、昭和探しの町歩きにはとても愉しい。
此方は以前は銭湯だったのかな?と思わせる建物。

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↓銭湯ファンの中では有名な「一乃湯」は大正一五年建築の登録有形文化財です。

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↓夕刻シンボルマークのネオンに明かりが灯ります。
勿論、ざぶんしました。

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↓今回の宿、薫楽荘は伊賀鉄道上野市駅より約15分程の距離。伊賀鉄茅町駅のほうが近いのですが、町探索をしながら辿り着くには丁度良い距離です。
その界隈には現在三軒の旅館屋号を目にします。いとう旅館、旅館大勢楼、薫楽荘です。
大勢楼は建物リニューアル、いとう旅館は営業をやめてしまったとの話ですが、唯一明治後期のたたずまいで、国の登録文化財にも指定されているのが薫楽荘。

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↓素泊まり1名4000円。通されたお部屋は梅の間。1名1室なので小さめの部屋だったのですが、通りに面していて眺めは良かった。部屋にあった2012年の新聞記事(卓袱台左上の新聞記事ね)でも、「かつて花街として栄えた、伊賀上野桑町の二軒」と紹介されていました。

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↓ちょっと失礼して館内探索してみました。中庭に面しているお部屋。

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↓廊下も良い感じです。

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↓素泊まり4000円ということですが、今回は夕食1500円、朝食500円の有り有りにしました。
まあ、夕食は外で、朝食は早朝出発もしたいので、無くても良かったのですが、
訪れた方のサイト見て食事処も見てみたかったのです。

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↓結構このお宿は地元工事関係の長期宿泊者が多いらしいのですが、
食事時間を早めにしたため食事処は貸切でした。藤の床柱が立派です。

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↓先ほどの新聞記事晩酌後ゆっくり目を通してみました。
PCで読めるサイズにしておきました。

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↓宿泊したお部屋からのエトセトラ。
こぢんまりしたお部屋でしたが、何気なく凝ったお部屋でした。

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↓引き戸を越しと開けた時の印象が違います。
新聞記事にもあるように、先代が亡くなった後10年位休館し、再開したのが1994年、その時消防法等々でサッシに替えたそうです(女将談)。

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↓窓の外にはお向かいの大勢楼、いとう旅館(一番右の建物)を望みます。

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↓門からお玄関へと導くアプローチにはタイルが装飾されています。

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↓お玄関にもタイルの装飾。

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↓お玄関にある柱時計。現在は壊れ時を刻んでいないとの事ですが、
天然の鶯張りで微妙に時を刻んでいるとか。

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三重県・伊勢市

三重県の遊里跡、伊勢市古市を探索してきました。
07年に訪れた時は麻吉旅館の外観デジカメでしたが、
今回2010年念願叶って宿泊してきました。
↓伊勢市古市麻吉旅館(07年)
伊勢市古市、地図サイトだと近鉄五十鈴川駅が一番近い。2007年の伊勢市探索は五十鈴川駅から古市麻吉旅館界隈へ、帰路は古市街道を下り伊勢市駅までの探索でした。

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↓麻吉旅館は国の登録有形文化財にも登録されています。

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↓この建物は一体何階建てなんだろう?と思わせる複雑な造りの建物です。
下っていくと伊勢自動車道側道に出てしまいました。

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↓夕刻の麻吉旅館(2010年)。雨も上がり落ち着いた雰囲気です。雨の探索は嫌ですが、古い木造家屋はしっとりと濡れた方が良い雰囲気を醸し出します。

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↓四階部分の玄関、メインの入口です。

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↓同じく玄関、五階に上がる階段。

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↓三階への階段には数多くの著名人の色紙がありました。

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↓三階洗面所。大きな鏡にリボンシトロン、サッポロビールの文字。

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↓浴室へ続く廊下

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↓三階当方の部屋に続く廊下。他の宿泊者の方は五階、二階と各階一組の贅沢な割り当てでした。

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↓通されたお部屋は十五畳のお部屋。その空間に居るだけで愉しい。数多くの著名人が来るようですが、私のような一人客にも大変親切にしていただきました。

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↓此にあと生もの、椀もの、ご飯、デザートがつきます。
箸袋の図柄は江戸期の版木を基に復刻、持ち帰り本の栞にしております。

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↓普通の旅館、ホテルでは扉明けて滞在することはありませんが、
この開放感好きです。

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↓資料館にもなっている蔵の入口。手前は当時の炊事処のようです。翌朝資料館を見せていただきました。3階層になっている蔵資料館は大変見応えがあり、当時の栄華が忍ばれます。

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↓食堂へ続く渡り廊下

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↓古市街道「油屋跡」(07年)
歌舞伎でお馴染み「伊勢音頭恋寝刀」の舞台となった油屋跡碑です。古市街道には妓楼の跡碑が建っています。

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↓古市街道宇治山田駅近くに、以前は料理店だったと思われる建物を見つけました。「歌行燈」ではお袖さんが山田の旅館で・・・。ってありましたよね(07年)。

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↓現在は廃屋のようです。

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↓廃屋の建物玄関部分に「遊興飲食税徴・・」の鑑札がありました。

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2007年5月10日・2010年7月30日

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三重県・四日市・鳥羽

三重県の遊里跡、四日市、鳥羽を探索してきました。
四日市にも高砂遊廓という遊里が在るようなのですが、今回は全く計画を立てておらず、ぶらり途中下車四日市で見つけた町並みを探索します。
↓JR四日市駅と近鉄四日市駅の間は約1キロほど離れています。商業施設の多い近鉄側とは対照的にJR四日市駅界隈は、これといったランドマーク的な物も無く、164号線の路地裏にレトロなアーケード三和商店街がありました。

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↓アーケードの中は薄暗く、営業しているお店も在りませんでした。
戦後の闇市のような雰囲気です。

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鳥羽界隈
鳥羽町遊廓は貸座敷二十軒、娼妓は約百人とある。
↓鳥羽界隈も目的持って探索したわけではなく、ぶらり探索中に雰囲気をもつ界隈に引き込まれて行きました。

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↓鳥羽界隈レトロな理容室

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↓鳥羽界隈レトロな銭湯

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↓鳥羽秘宝館
残念ながら休館中でした。

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2007年5月10日・2007年8月9日

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三重県・桑名・松阪

三重県の遊里跡、桑名、松阪を探索してきました。
「全国遊廓案内」によると、桑名町遊廓は駅より東へ十丁、本町界隈に在ると記載されている。
↓桑名界隈の町並み

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↓泉鏡花の「歌行燈」にも登場する船津屋です。帰宅後、成瀬巳喜男監督作品「歌行燈」を見直してしまいました。
映画は勿論セットですが、当時の花街風情を感じることが出来ます。

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↓船津屋「歌行燈」の碑

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松阪界隈
↓桑名から松阪へ。雨が降り出して来てしまいました。
愛宕町に行く途中に成人映画館「松阪大映」があります。

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↓松阪界隈の町並み

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2007年5月10日


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