花街ノスタルジア

新宿の遊里跡にて四半世紀場末の呑み屋を開いていたこともあり、全国津々浦々の花街、遊里跡巡りに填っています。負のイメージからか文化財として残されることもなく、取り壊されて、消えゆく遊里の建物に惹かれます。

山形県・湯田川温泉

山形県の遊里跡、湯田川温泉を探索してきました。
「全国遊廓案内」によると、散娼制から集娼制になったのは、明治四十二年の大火災以後のこと、貸座敷五軒、娼妓三十五人とある。また、「よるの女性街・全国案内版」では、戦前は幸至楼など五軒の遊廓があったが、現在は全部廃業して旅館になっている。とも記載されています。

山形庄内三名湯のひとつ湯田川温泉、昨年は温海、湯野浜温泉を探索しましたが、殆ど当時の名残を見つけることが出来ませんでした。今回もダメ元探索で一番老舗そうな旅館に宿泊(もしかしたら転業旅館の可能性もある)。宿到着後女将さんに伺ったところ、場所は温泉街の一番奥まった処に「新清楼」が廃屋のまま残っているとの事、「新清楼」は全国遊廓案内にも記載されている妓楼のひとつです。

↓お玄関付近、人がお住まいの気配はありませんでした。かなり朽ち果てています。

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↓新清楼の屋号が残ります。因みに湯田川温泉の五軒の妓楼は「桜花楼」「場照楼」「幸至楼」「藤沢楼」と記載されています。

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↓廃車等の物置場となっています。

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↓新清楼の右側は洋館になっています。和洋折衷の建物だったようです。

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↓洋館部分の窓枠が素敵です。

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↓洋館部分を横から見てみました。

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↓思いの外奥行きもあります。

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↓以前は呑み屋として営業もしていたようです。障子にお品書きが書かれています。

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↓ちょっとだけ失礼してお玄関から中を覗かせて頂きました。
模造差に積まれた茶箱、ヤフオクしていると何かお宝があるのではないかと想像してしまいますね。

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↓近くにもう一棟古い建物が残っていましたが、お住まいのようなので遠望からデジカメ。
女将さんの話だと遊廓案内記載の屋号と一致する建物のようですが、私も嫁に来たので余り詳しくないとの事でした。

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↓商業地図には下の方に「*新館旅館」があります。「清」の文字が消えていますが、
清新館旅館として以前は営業をしていたのでしょう。

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↓温泉会館があります。以前は見番も兼ねていたようにも思われますね。

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↓今回お世話になった「たみや旅館」さん。

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↓源泉掛け流し、24時間入浴可能、部屋食を古き良き温泉旅館の雰囲気を満たしてくれます。
ビジネスプランながら晩酌するので、丁度よい品数。
座るのが苦手なので、窓側の腰掛けに持ってきて頂きました。

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↓翌日お名残惜しく早朝散歩。

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↓湯田川温泉は歓楽色は殆どありません。見た感じだと此のスナックが一軒。
しかしながらこの時期歩いて5分ほどの「ホタルの里」ではホタルが乱舞しているのをみることが出来ました。
星数多い夜空とホタル、都会では見ることの出来ない光景でした。

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オマケ
↓湯田川温泉/廃屋になった旧妓楼「新清楼」です。
コンパクトデジカメ動画ですので見辛いかと思われますが、スライドショーに編集してみました。




2012年6月25日

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