花街ノスタルジア

新宿の遊里跡にて四半世紀場末の呑み屋を開いていたこともあり、全国津々浦々の花街、遊里跡巡りに填っています。負のイメージからか文化財として残されることもなく、取り壊されて、消えゆく遊里の建物に惹かれます。

京都府・島原・輪違屋

2014年「京の夏の旅文化財特別公開」、輪違屋に行って来ました。
元禄年間(1688~1704)の創業以来320年以上も営業を続ける輪違屋は饗宴の場である「揚屋」の角屋に対して、太夫や芸妓を抱える「置屋」である。現在の建物は安政4年(1857)に再建されたもので、京都市指定文化財になっています。
詳しい歴史などはサイトを参照して下さい。

↓普段は「観覧謝絶」の札が掛かっていますが、今回の特別公開は10年ぶりだとか、
午前10時開館5分前に到着。夏の京都は暑いので午前中の方が良いですね。
バスツアーの団体さんもまだ来ていない時間帯がお勧めです。

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↓お玄関で観覧料金600円を払い上がります。勿論エアコンなどはありませんので、団扇は必需品です。

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↓今回公開されているのが、一階の「主の間」、二階の「傘の間」、「紅葉の間」、「太夫の間」、一階のみ撮影が許されています(大階段はNG)。暖簾をくぐると主の間に続きます。
暖簾の左手にはお二階へ向かう大階段があります。

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↓暖簾をくぐると中庭を望み主の間へ。暑いけれど風が抜け心地よいです。

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↓主の間からの眺め。

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↓主の間の襖には、昔、太夫さんたちがお客さんに贈った和歌の色紙が貼られています。
今でいう営業のためのメール、艶文ですね。
狂言「廓文章」だと勘当された伊左衛門が夕霧からの艶文を張り合わせて、紙衣にして着ていました。

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↓その中の一枚。

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↓東側(道路に面している)のお庭。切支丹灯籠があります。

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お二階は撮影NGの傘の間、紅葉の間。元々輪違屋の建物は置屋建築。明治になってお茶屋にするまでは、当代の主人の部屋だったという。一階の主の間は書院造で、そこを家族の居間のように使っていたともいわれています。
詳しい情報は高橋利樹著・京の花街「輪違屋」物語・PHP新書をご覧下さい。巻頭カラー写真で紹介されています。

2014年7月31日












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